文字コードに無い漢字(外字、異体字)を自由にWebフォントとして自分のWebページで使うことができます!グリフウィキに漢字を登録するだけで良く、自分のWebページにはフォントを準備する必要はありません。
グリフウィキに外字置き換えテーブルをグループページとして作成し、フィルター用URLに目的のページURLを指定するとテーブルに沿って外字をグリフウィキのグリフに置き換えて表示します。置き換えはPNG画像だけでなく@font-faceを活用してTTF(truetype)フォント形式も利用可能です。
公開している(されている)既存のウェブページに外字表現(個々が番号などで区別されていること)が使われている場合に、その個々の外字とグリフウィキに登録されているグリフを結びつけることにより、フィルターを使ってそのウェブページを見ると、外字表現部分が実際のグリフに置き換わって表示されます。
(新造字にコードポイントが与えられたため、サンプルとしては古い内容になっています)
上記フィルターのためのグループページ http://glyphwiki.org/wiki/Group:kamichi_webfont
上記フィルターのためのグループページ http://glyphwiki.org/wiki/Group:kamichi_rui6
上記フィルターのためのグループページ http://glyphwiki.org/wiki/Group:kamichi_webfont
グリフウィキに任意のグループページを作ります(他者に書き換えられないよう、アカウントを取得して自分占有ページとした方が実用上安全です)。そのページに、1行1セットで「置き換えたい文字列(外字記述)」と「表示したいグリフ名」を記述します。以下は記述例です。行頭にカンマ、区切りにカンマ、そしてグリフ名は[[ ]](半角)でくくります。この例では、Webページ内の「鑪」という文字をグリフウィキの[[rutherfordium]]で置き換えることになります。
鑪 | rutherfordium |
𨧀 | dubnium-simplified |
𨭎 | seaborgium-simplified |
𨨏 | bohrium-simplified |
𨭆 | hassium-simplified |
䥑 | meitnerium2 |
鐽 | darmstadtium-simplified |
錀 | roentgenium-simplified |
鎶 | copernicium-simplified |
置き換え対象のグリフはすでにグリフウィキに登録されている必要があります。またグリフのバージョンは指定できません。 上から単純に文字列の置き換え処理を行いますので、外字指定文字列が重複しているなどの場合は上の記述が優先されます。 (現在のところ hayama_daidanen* のグリフだけTTF形式に対応できていません)
テーブルの準備ができたら、フィルターを通してブラウザで閲覧することができます。次のURL記述でページを開いてください。
http://glyphwiki.org/webfont/?table=(置き換えテーブルを記述したグループページ名)&url=(フィルターを通すページURL)
(オプションありの場合)
http://glyphwiki.org/webfont/?table=(置き換えテーブルを記述したグループページ名)&(オプション)&url=(フィルターを通すページURL)
フィルターを通すページURLが具体的なページファイルではない場合は最後に「/」が必要です(例:http://glyphwiki.org/ 最後に「/」が必要)
このフィルターはブラウザに合わせて自動的に「PNG画像」と「TrueTypeフォント」が切り替わります。PNG画像の場合、画面表示には50x50ピクセルを用い、印刷時には200x200ピクセルを用います。
もし自分で表示方式を指定する場合は以下のオプションを追加します。「png」は画面表示と印刷でピクセルを切り替えます。50px,200pxは固定です。
type=(ttf|png|50px|200px)
フィルターを通すページに文字コードの指定がない場合、オプションを追加してフィルターに文字コードを指定する必要があります。
charset=(shift_jis|eup-jp|iso2022-jp|utf-8)
書き換えプログラムはまだすべてのWebページには対応できていません。 CSSが読み込めない、リンクがおかしくなるなどの不具合を発見されましたら是非ご報告をお願いします。kamichi@ic.daito.ac.jp(上地宏一)までお気軽にどうぞ。